文字起こしを編集することは、そのまま動画を編集することです。「文字起こし」タブで言葉を選んで削除すると、ChatCutがその時間範囲をタイムラインから切り取ります。手作業でのトリミングは必要ありません。
文字起こしを編集して動画を編集する手順
- 文字起こしタブを開きます。マイ素材のパネルグループ内にあり、ライブラリやテンプレートと並んでいます。
- パネルのドロップダウンからビューを選びます。「段落ビュー」(既定。記事のような自然な段落で、複数のクリップにまたがることがあります)か、「クリップビュー」(タイムラインのカットごとに1段落。カット単位の作業に向いています)です。選んだビューは、次にパネルを開いたときにも保持されます。
- 消したい言葉を選んで、BackspaceまたはDeleteを押します(Cmd/Ctrl-BackspaceやCmd/Ctrl-Deleteも使えます)。ChatCutは単語の境界で元のクリップを分割し、その部分を取り除いて、トラックをリップルで詰めます。文字を削除すると、本当に動画が切られます。詰まるのは編集中のトラックだけで、ほかのトラックがずれることはありません。
- どの言葉でもクリックすると、プレーヤーがその言葉の開始時間へ移動し、タイムラインもそれに合わせてスクロールします。すでにカット済みの言葉は取り消し線で表示され、クリックしても移動できません。
- 文字起こしから離れずに、言い回しの修正、行の削除、話者の付け替えができます。テキストを選ぶと、ポップアップのツールチップに「選択範囲を削除」「テキストを編集」「話者を変更」が表示されます。単語を1つだけ編集した場合はその単語だけが更新され、複数語の選択範囲を編集した場合は、その範囲の元の開始/終了タイミングを保ったまま全体が新しいテキストに置き換わります。
- Cmd/Ctrl-ZとCmd/Ctrl-Shift-Z(またはCmd/Ctrl-Y)で元に戻す/やり直せます。文字起こしの編集は、タイムラインのほかの操作と同じ元に戻す履歴に積まれます。
文字起こしパネルでできるその他の操作
- 話者ラベル。 文字起こしを実行すると、話者は自動的に検出され、自動的に色分けされます。話者ラベルをダブルクリックすると名前を変更できます。クリックすると付け替えメニューが開き、すべての話者が色付きで一覧表示されます。その場で「新しい話者」を追加したり、「{speaker}のすべてを付け替える」にチェックを入れて、ある話者の発言履歴全体を別の話者に統合したりできます。ひと続きのテキストを選んで別の話者を選べば、その言葉だけが付け替わります。言葉がひとつもなくなった話者は自動的に削除されます。
- 段落とクリップの移動。 段落をまるごと削除すると、クリップビューでは元のクリップが削除され、段落ビューではその段落の言葉がすべて削除されます(取り消し線のカット履歴から復元できます)。またクリップビューでは、段落を別の位置へドラッグして、タイムライン上のクリップの並び順を変えられます。
- ギャップ。 クリップとクリップの間の空白は、インラインで「Gap: <duration>」ウィジェットとして表示されます。「ギャップを詰める」ボタンを押すと、それ以降がすべて左に寄って空白が埋まります。
- 間のスライダー。 ツールバーの「間」コントロールは0〜2000ミリ秒のスライダー(50ミリ秒刻み、既定は500ミリ秒)で、適用ボタンを押すと、トラック上のすべての間が一度にその長さにそろいます。保存される設定ではなく、その場限りの一括処理です。双方向に効くので、長い値にスライドすれば元の収録にあった間の長さが戻ります。もともとなかった無音が作り出されることはありません。
- 言いよどみの自動整理。 手動の削除とは別に、ChatCutは言いよどみを自動的に取り消し線にできます。英語の「um」「uh」「er」「ah」と、中国語の「呃」「额」が対象です。「嗯」「啊」「哦」のように本当の意味を持ちうる曖昧な語は、意図的にそのまま残します。
- 長い間の自動整理。 同じ自動処理で、既定では3秒を超える間を200ミリ秒に、1秒を超える間を600ミリ秒に圧縮します。
- トラックセレクター。 トラックが複数あるプロジェクトでは、映像はV1/V2…、音声はA1/A2…というラベルのセレクターが表示され、文字起こしの対象トラックを指定できます。
- ショートカット。 Spaceで動画を再生/一時停止できます(スペース文字は入力されません)。左右の矢印キーでカーソルが1語ずつ移動し、Shift+矢印キーで選択範囲が1語ずつ広がります。クリップビューでのみ、Enterでカーソルのある語の直前でクリップを分割できます。
- AIへ渡す選択範囲。 AIと話しているときに文字起こしのテキストを選択すると、その選択内容そのもの(どの言葉か、そのタイミング、話者)がコンテキストとして渡ります。ゼロから説明しなくても、選んだ部分について何をしてほしいかを伝えるだけで済みます。
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